年を取るという事は・・・
2007年12月17日 smap コメント (4)エレベーターがある建物の階が増えるという事…
以下「MOVIE WEEK」インタ部分翻訳文です。
長いです、今頃すみません。
**************
木村拓哉-英雄,「HERO」が 帰って来る!
日本ドラマ歴史上最高の視聴率を記録した 「HERO」が映画で作られた。
6年ぶりにまた主人公として復活したKimuraTakuyaは 釜山国際映画祭初上映を祝うために韓国を訪ねた。
素早く「MOVIE WEEK」はその僅かな時間を逃さず、KimuraTakuyaに単独インタビューした。
ソウルウォーカーヒルホテル。
インタビューを控えて韓国と日本の10名以上のスタッフたちがざわめいていた。
しばらく後、KimuraTakuyaが衣装を着て外に出た。
その瞬間、辺りが静まり返った。
煌く眼差しの日本最高のスターは儀礼的に挨拶をして撮影を始めた。
皆かたずをのんで彼を眺めた。チャン・ドンゴン以後初めての‘後光’を発するスターだ。単純なアイドルスター以上のカリスマがスイートルームを満たした。
木村拓哉。
プロファイリングは意外に簡単だ。1991年日本アイドルグループ ‘SMAP’ メンバーとしてデビューし、歌手として活躍している際ドラマ出演も始め、「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「HERO」など出演するドラマが皆視聴率 30パーセントを越えて、いつからか‘視聴率の男’と呼ばれた。
それに比べれば映画出演は 「HERO」までわずか 5編。韓国観客たちがKimuraTakuyaの外貌をスクリーンで確認することができた映画は、彼が得た名声に比べて出演時間は極めて少ない「2046」 だけだった。
30パーセント以上の視聴率を記録した伝説の TV シリーズ の劇場版が、韓国で見られる彼の2番目の映画だ。
しかし韓国事情と関係なく今年KimuraTakuyaの映画は日本映画界を搖るがしている。侍としてに登場した が日本で 2007年上半期最高傑作にもなり、現在丁度封切りされた「HERO」 は下半期最高傑作として約束されたも同然だ。
‘視聴率’を越えて‘一流の英雄’として生まれかわったわけだ。
「HERO」の日本成功はある程度予想されていた。
毎回 30パーセント以上の視聴率を記録した伝説のTV シリーズであり、某雑誌アンケート調査結果14年連続‘抱かれたい男 1位’に選ばれたKimuraTakuyaが積極的に公の場に出たからだ。
「HERO」の中で、役割に対するKimuraTakuyaの思い入れも深い。
6年前日本視聴者たちは、スーツや制服代わりにカジュアルな衣装を固守する自由奔放な久利生検事にハマってしまった。
走りながら正義の為に全力を尽くす熱血青年である久利生は、KimuraTakuyaを代表するイメージになった。
フォトグラファーが気まずくなる程、寡黙な表情で撮影に臨んだKimuraTakuyaは、インタビューが始まると徐々に笑みを取り戻した。
(木村)“カメラレンズを見て笑うことは慣れていない。
それはコーヒーカップを見て笑いなさいという事と同じだ”。
と笑いを回避したこの世紀の美男は、その後もまた想像がつかない比喩が用いられた返答をし、人々を再度驚かせた。
例えば
“俳優は、一つの建物だ。撮影現場は多くの建物が集まった街の様だ”と。
頭の中に流れるイメージのかけら達をひとつひとつかき集めた後、
それをおじさんの様な(実はおじさんは私なのだが)のろのろとした言い方で話す姿が興味深かったりもした。
「MOVIE WEEK」はKimuraTakuyaとソウルで映画誌単独インタビューを持ち、更に翌日釜山へ飛び、映画雑誌ラウンドテーブルインタビューで彼と再度会った。
二日間追跡する間、高慢なアイドルスターに対する偏見が無くなり、その代わりに、彼がプロの芸能人だという、事実に対する驚きを感じた。
‘ヒーロー’ 木村拓哉, 彼は海を渡って来た真の‘大物’だった。
『何年も経っていたが、すぐに6年前の状態に戻った。』
(Q)6年ぶりに「HERO」がカムバックしましたが、久しぶりに同じ役柄を引き受けた気持ちはどうでしたか?
(木村)久利生検事はどこにいても、どんな状況でも、どんな人と一緒にいても全然変化がない人というのが彼の魅力と同時に人柄です。
今回、久々に演技したのですが、彼の役柄は以前と変わらなかった。
もう一度久利生を演技したことも嬉しい事ですが、当時の俳優仲間、スタッフ達と久しぶりに会えてとても楽しかったです。
(Q)6年を経た久利生がそこにいましたか?
(木村)どんな作品に出演しても、終わればキャラクターの未来を少し想像します。しかし終わればシナリオがかばんの中から無くなってしまうでしょう?
そうなれば一応そのキャラクターを忘れようと思うんです。
そして今 、「HERO」の 脚本がまたかばんの中に入って来た。開けてみたら ‘あ, こいつが久利生だな’といった感じでした。
(Q)それでは 6年前と今, 同じキャラクターを演じながらそこに差異があればどんなところでしょうか?
(木村)シナリオに実に忠実に基づいて映画を撮りました。
ストーリー自体にも変化はありましたが、久利生検事のキャラクター自体も変わったという点が少しあります。
一度、最重要女性キャラクターである事務官雨宮(松たかこ)と久利生の距離が近づきます。
男女関係が表現されるのですが、それで久利生の内面、微妙な感情を表現するのが面白かったですね。
(Q)ドラマよりキャラクターの特徴がもっと引き出されたという事でしょうか?
(木村)そうです。
映画 のジャンルがメロドラマ的なものなのか、そうでないものなのかは、映画を見た観客の方が決めたら良い事だと思います。
実はラブストーリーの部分は ‘プラスアルファ’と言わなければならない。TV シリーズを見た方々には新しいページが追加された感じではないでしょうか。
(Q)久利生検事はまだ通販にハマッているのですか?
(編集者注-久利生検事の特別な趣味は ‘ホームショッピング’)
(木村)相変らずハマッてます。
映画セットを準備する為に、美術担当者が、通販で暮すことができるすべてのものを準備してましたよ(笑)。
(Q)6年も前のキャラクターなので、古いという感覚は無いですか?
(木村)もしそう感じられたら、私自体に狭量で陳腐な部分があるのではないでしょうか?
(Q)どうしてそう思うんですか?
(木村)人々が「HERO」 のポスターを見て、‘あれって昔のドラマじゃないの?’といった反応がないかと思っていました。
(Q)もちろん懐かしいという気持ちの方が大きいですが。
(木村)懐かしさ感じてもらえたら心地良い。
久利生の本質は全く同じですが、時代的には現在のものを盛り込もうと思いました。
6年前になかったものだが、今ではあり得る事件を扱ったり。
背景となる町並みも大きく変化した。今回は釜山での撮影もあったし。
CG処理もあり得るが、可能な限り私達が息づいている同時代の存在感を感じられよう努力しました。
(Q)釜山でゲリラ式に撮影したことが分かりますが、不便な点はなかったですか?
(木村)人がたくさん行き交う街並や繁華街でも撮影しましたが、韓国スタッフ達のみならず、現場にいらっしゃった方々が皆協力的でした。 撮影に関係がない現場の方々までがたくさん手伝ってくださったのですが、そういった面を、日本は見習わなければならないと思います。
打ち上げの時は、韓国のスタッフ達全員とお酒を飲みながら楽しい時間を過ごさせて頂きました。日本のスタッフ達が拙い韓国語で意思疎通しようと頑張っているのが印象的でした(笑)。
特に有難いエピソードが1つあるんですが、
スタッフの中の1人が、私の映画を見て映画の仕事を始めたくなったというのを聞いた事です。
そして「HERO」をするようになったと言われました。
私が映画という仕事をして本当に良かったと思った、とても嬉しいエピソードでした。
『作品を選ぶ事よりも現場を選ぶ事が、私なりの方法』
(Q)映画にはあまり出演されないようですが、ドラマと映画の選択の基準が違うのですか?
(木村)ドラマの方が好きだという事は全く無いです。
作品を選択する時、シナリオを見ながら内容を描いてみる。 そして、それと同時に現場も想像する。共演者が決まれば、その方々と一緒に仕事をする現場も想像してみる。
私にはその現場が面白いのかそうでないかが一番重要です。映画でもドラマでも現場が一番大事だと思います。
少し変だと思われるかも知れないですが、作品を選ぶ事よりも現場を選ぶ事が、私なりの方法ですね。
(Q)人間が好きみたいですが?
(木村)もちろん好きです。人を優先視して作品を決めます。
(Q)も久しぶりに会った人々同士集まった映画で、楽しかったと聞きましたが。
(木村)現場だけ見ても最高でした。これ以上望む事は無い位に最高だった。 世界のすべてのドラマと映画の現場と比較して金, 銀, 銅メダルを与えるとすれば、メダル一つは取ることができる位にとても良かったと思います。
仕事というのはタイミングですから、出来る時期に良い作品が来たと思います。
今回のもそうですが、挑戦的で引き付けられる作品を演じる機会が、自分がそれを演じたい時期に来て欲しい。それだけに最善をつくして楽しまなければならない。それが機会を与えた方に対する礼儀だと思います。
(Q)現在、アン.ホン監督と撮影中のはどんな点に惹かれて選択されたのですか?
(木村)初めて出演交渉を受けた時は内容を100パーセント理解する事ができなかったです。私が理解する事ができない世界を表現した作品であったし、監督もフランスに住むベトナム人でしたし。
ジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホン、ヨムンラックなどと共演する国際的な作品なのに、自分が出演すればどうなるだろうかという、答えの無い出発でした。 結果もどうなるかも分からない状況でもあったし。不安だということの一方で、分からなくて面白いという、いたずらをする幼い子供の様な自然な衝動もありました。
監督に対する情報が一つもなかったし、どんな世界観を持った方か知りたくて「青いパパイアの香り」を見ました。その映画を見ながら本当に珍しかったのですが、匂いが感じられたんです。 それは今まで経験した事がない状況であり、この監督が面白そうだったので、出演を決めました。 今は現場と日本を行き来しています。
(Q)現場も現場だが、自身が追究するキャラクターもある様ですが。
久利生のように人間味があふれたキャラクターですか?
(木村)本当につまらなくて、格好悪い事をした役柄、あるいはこれからそういった事をする役柄を引き受ける時でも、 基本的にはそのキャラクターを愛さなければならないと思う。愛するという心でいつも演技に臨んでいる。
実は映画雑誌のインタビューなので‘演技とは何か’に対する回答を言わなければならないのに、いまだに演技という方程式の答を見付ける事が出来ないでいます。 正解が分からない状態で自分が出来る限り懸命に演技している。
映画はフィクションですが、そこに自身を投映し、真実になるように演技しようと努力しています。
(Q)もう30代中盤を越えられました。年を取ることに対して恐くはないですか?
(木村)年を取るのは大歓迎です。
勿論もう大人であるから小学生のようにかばんを担いで歩き回ることはできないし、固定観念の為、したくてもできない事が生じます。
勿論、その人が本当に純粋であれば何歳でも半ズボンを履いてかばんを担いで歩き回ることができるはずですが。
年を取るという事はエレベーターがある建物の階が増えるという事と同じだと思う。年を取るほど階が高くなるから、前に見えなかったもっと遠い所まで眺めることができる。
俳優という職業は現場で何階のボタンを押すのかというものでしょう。キャラクターの年齢によって階を選び、演技が変わる。 そういう訳で (年を取る事)は、自分の中では全く恐い事ではありません。
**********
以上
いくらか判りにくいところも多々あります。
ご容赦くださいませ。
以下「MOVIE WEEK」インタ部分翻訳文です。
長いです、今頃すみません。
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木村拓哉-英雄,「HERO」が 帰って来る!
日本ドラマ歴史上最高の視聴率を記録した 「HERO」が映画で作られた。
6年ぶりにまた主人公として復活したKimuraTakuyaは 釜山国際映画祭初上映を祝うために韓国を訪ねた。
素早く「MOVIE WEEK」はその僅かな時間を逃さず、KimuraTakuyaに単独インタビューした。
ソウルウォーカーヒルホテル。
インタビューを控えて韓国と日本の10名以上のスタッフたちがざわめいていた。
しばらく後、KimuraTakuyaが衣装を着て外に出た。
その瞬間、辺りが静まり返った。
煌く眼差しの日本最高のスターは儀礼的に挨拶をして撮影を始めた。
皆かたずをのんで彼を眺めた。チャン・ドンゴン以後初めての‘後光’を発するスターだ。単純なアイドルスター以上のカリスマがスイートルームを満たした。
木村拓哉。
プロファイリングは意外に簡単だ。1991年日本アイドルグループ ‘SMAP’ メンバーとしてデビューし、歌手として活躍している際ドラマ出演も始め、「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「HERO」など出演するドラマが皆視聴率 30パーセントを越えて、いつからか‘視聴率の男’と呼ばれた。
それに比べれば映画出演は 「HERO」までわずか 5編。韓国観客たちがKimuraTakuyaの外貌をスクリーンで確認することができた映画は、彼が得た名声に比べて出演時間は極めて少ない「2046」 だけだった。
30パーセント以上の視聴率を記録した伝説の TV シリーズ の劇場版が、韓国で見られる彼の2番目の映画だ。
しかし韓国事情と関係なく今年KimuraTakuyaの映画は日本映画界を搖るがしている。侍としてに登場した が日本で 2007年上半期最高傑作にもなり、現在丁度封切りされた「HERO」 は下半期最高傑作として約束されたも同然だ。
‘視聴率’を越えて‘一流の英雄’として生まれかわったわけだ。
「HERO」の日本成功はある程度予想されていた。
毎回 30パーセント以上の視聴率を記録した伝説のTV シリーズであり、某雑誌アンケート調査結果14年連続‘抱かれたい男 1位’に選ばれたKimuraTakuyaが積極的に公の場に出たからだ。
「HERO」の中で、役割に対するKimuraTakuyaの思い入れも深い。
6年前日本視聴者たちは、スーツや制服代わりにカジュアルな衣装を固守する自由奔放な久利生検事にハマってしまった。
走りながら正義の為に全力を尽くす熱血青年である久利生は、KimuraTakuyaを代表するイメージになった。
フォトグラファーが気まずくなる程、寡黙な表情で撮影に臨んだKimuraTakuyaは、インタビューが始まると徐々に笑みを取り戻した。
(木村)“カメラレンズを見て笑うことは慣れていない。
それはコーヒーカップを見て笑いなさいという事と同じだ”。
と笑いを回避したこの世紀の美男は、その後もまた想像がつかない比喩が用いられた返答をし、人々を再度驚かせた。
例えば
“俳優は、一つの建物だ。撮影現場は多くの建物が集まった街の様だ”と。
頭の中に流れるイメージのかけら達をひとつひとつかき集めた後、
それをおじさんの様な(実はおじさんは私なのだが)のろのろとした言い方で話す姿が興味深かったりもした。
「MOVIE WEEK」はKimuraTakuyaとソウルで映画誌単独インタビューを持ち、更に翌日釜山へ飛び、映画雑誌ラウンドテーブルインタビューで彼と再度会った。
二日間追跡する間、高慢なアイドルスターに対する偏見が無くなり、その代わりに、彼がプロの芸能人だという、事実に対する驚きを感じた。
‘ヒーロー’ 木村拓哉, 彼は海を渡って来た真の‘大物’だった。
『何年も経っていたが、すぐに6年前の状態に戻った。』
(Q)6年ぶりに「HERO」がカムバックしましたが、久しぶりに同じ役柄を引き受けた気持ちはどうでしたか?
(木村)久利生検事はどこにいても、どんな状況でも、どんな人と一緒にいても全然変化がない人というのが彼の魅力と同時に人柄です。
今回、久々に演技したのですが、彼の役柄は以前と変わらなかった。
もう一度久利生を演技したことも嬉しい事ですが、当時の俳優仲間、スタッフ達と久しぶりに会えてとても楽しかったです。
(Q)6年を経た久利生がそこにいましたか?
(木村)どんな作品に出演しても、終わればキャラクターの未来を少し想像します。しかし終わればシナリオがかばんの中から無くなってしまうでしょう?
そうなれば一応そのキャラクターを忘れようと思うんです。
そして今 、「HERO」の 脚本がまたかばんの中に入って来た。開けてみたら ‘あ, こいつが久利生だな’といった感じでした。
(Q)それでは 6年前と今, 同じキャラクターを演じながらそこに差異があればどんなところでしょうか?
(木村)シナリオに実に忠実に基づいて映画を撮りました。
ストーリー自体にも変化はありましたが、久利生検事のキャラクター自体も変わったという点が少しあります。
一度、最重要女性キャラクターである事務官雨宮(松たかこ)と久利生の距離が近づきます。
男女関係が表現されるのですが、それで久利生の内面、微妙な感情を表現するのが面白かったですね。
(Q)ドラマよりキャラクターの特徴がもっと引き出されたという事でしょうか?
(木村)そうです。
映画 のジャンルがメロドラマ的なものなのか、そうでないものなのかは、映画を見た観客の方が決めたら良い事だと思います。
実はラブストーリーの部分は ‘プラスアルファ’と言わなければならない。TV シリーズを見た方々には新しいページが追加された感じではないでしょうか。
(Q)久利生検事はまだ通販にハマッているのですか?
(編集者注-久利生検事の特別な趣味は ‘ホームショッピング’)
(木村)相変らずハマッてます。
映画セットを準備する為に、美術担当者が、通販で暮すことができるすべてのものを準備してましたよ(笑)。
(Q)6年も前のキャラクターなので、古いという感覚は無いですか?
(木村)もしそう感じられたら、私自体に狭量で陳腐な部分があるのではないでしょうか?
(Q)どうしてそう思うんですか?
(木村)人々が「HERO」 のポスターを見て、‘あれって昔のドラマじゃないの?’といった反応がないかと思っていました。
(Q)もちろん懐かしいという気持ちの方が大きいですが。
(木村)懐かしさ感じてもらえたら心地良い。
久利生の本質は全く同じですが、時代的には現在のものを盛り込もうと思いました。
6年前になかったものだが、今ではあり得る事件を扱ったり。
背景となる町並みも大きく変化した。今回は釜山での撮影もあったし。
CG処理もあり得るが、可能な限り私達が息づいている同時代の存在感を感じられよう努力しました。
(Q)釜山でゲリラ式に撮影したことが分かりますが、不便な点はなかったですか?
(木村)人がたくさん行き交う街並や繁華街でも撮影しましたが、韓国スタッフ達のみならず、現場にいらっしゃった方々が皆協力的でした。 撮影に関係がない現場の方々までがたくさん手伝ってくださったのですが、そういった面を、日本は見習わなければならないと思います。
打ち上げの時は、韓国のスタッフ達全員とお酒を飲みながら楽しい時間を過ごさせて頂きました。日本のスタッフ達が拙い韓国語で意思疎通しようと頑張っているのが印象的でした(笑)。
特に有難いエピソードが1つあるんですが、
スタッフの中の1人が、私の映画を見て映画の仕事を始めたくなったというのを聞いた事です。
そして「HERO」をするようになったと言われました。
私が映画という仕事をして本当に良かったと思った、とても嬉しいエピソードでした。
『作品を選ぶ事よりも現場を選ぶ事が、私なりの方法』
(Q)映画にはあまり出演されないようですが、ドラマと映画の選択の基準が違うのですか?
(木村)ドラマの方が好きだという事は全く無いです。
作品を選択する時、シナリオを見ながら内容を描いてみる。 そして、それと同時に現場も想像する。共演者が決まれば、その方々と一緒に仕事をする現場も想像してみる。
私にはその現場が面白いのかそうでないかが一番重要です。映画でもドラマでも現場が一番大事だと思います。
少し変だと思われるかも知れないですが、作品を選ぶ事よりも現場を選ぶ事が、私なりの方法ですね。
(Q)人間が好きみたいですが?
(木村)もちろん好きです。人を優先視して作品を決めます。
(Q)も久しぶりに会った人々同士集まった映画で、楽しかったと聞きましたが。
(木村)現場だけ見ても最高でした。これ以上望む事は無い位に最高だった。 世界のすべてのドラマと映画の現場と比較して金, 銀, 銅メダルを与えるとすれば、メダル一つは取ることができる位にとても良かったと思います。
仕事というのはタイミングですから、出来る時期に良い作品が来たと思います。
今回のもそうですが、挑戦的で引き付けられる作品を演じる機会が、自分がそれを演じたい時期に来て欲しい。それだけに最善をつくして楽しまなければならない。それが機会を与えた方に対する礼儀だと思います。
(Q)現在、アン.ホン監督と撮影中のはどんな点に惹かれて選択されたのですか?
(木村)初めて出演交渉を受けた時は内容を100パーセント理解する事ができなかったです。私が理解する事ができない世界を表現した作品であったし、監督もフランスに住むベトナム人でしたし。
ジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホン、ヨムンラックなどと共演する国際的な作品なのに、自分が出演すればどうなるだろうかという、答えの無い出発でした。 結果もどうなるかも分からない状況でもあったし。不安だということの一方で、分からなくて面白いという、いたずらをする幼い子供の様な自然な衝動もありました。
監督に対する情報が一つもなかったし、どんな世界観を持った方か知りたくて「青いパパイアの香り」を見ました。その映画を見ながら本当に珍しかったのですが、匂いが感じられたんです。 それは今まで経験した事がない状況であり、この監督が面白そうだったので、出演を決めました。 今は現場と日本を行き来しています。
(Q)現場も現場だが、自身が追究するキャラクターもある様ですが。
久利生のように人間味があふれたキャラクターですか?
(木村)本当につまらなくて、格好悪い事をした役柄、あるいはこれからそういった事をする役柄を引き受ける時でも、 基本的にはそのキャラクターを愛さなければならないと思う。愛するという心でいつも演技に臨んでいる。
実は映画雑誌のインタビューなので‘演技とは何か’に対する回答を言わなければならないのに、いまだに演技という方程式の答を見付ける事が出来ないでいます。 正解が分からない状態で自分が出来る限り懸命に演技している。
映画はフィクションですが、そこに自身を投映し、真実になるように演技しようと努力しています。
(Q)もう30代中盤を越えられました。年を取ることに対して恐くはないですか?
(木村)年を取るのは大歓迎です。
勿論もう大人であるから小学生のようにかばんを担いで歩き回ることはできないし、固定観念の為、したくてもできない事が生じます。
勿論、その人が本当に純粋であれば何歳でも半ズボンを履いてかばんを担いで歩き回ることができるはずですが。
年を取るという事はエレベーターがある建物の階が増えるという事と同じだと思う。年を取るほど階が高くなるから、前に見えなかったもっと遠い所まで眺めることができる。
俳優という職業は現場で何階のボタンを押すのかというものでしょう。キャラクターの年齢によって階を選び、演技が変わる。 そういう訳で (年を取る事)は、自分の中では全く恐い事ではありません。
**********
以上
いくらか判りにくいところも多々あります。
ご容赦くださいませ。
コメント
翻訳機能を初めて使って??になりながら読んだ事
よ〜くわかってすっきりしました。
ありがとうございました。お友だちにもよろしくお伝えくださいね。
質問が日本では聞かないようなことが多くて新鮮でした。
拓哉くんが自分の言葉で(想像がつかないような比喩 には笑えますが)伝えてくれる事 私は好きです☆
翻訳機能を初めて使って??になりながら読んだ事
よ〜くわかってすっきりしました。
ありがとうございました。お友だちにもよろしくお伝えくださいね。
質問が日本では聞かないようなことが多くて新鮮でした。
拓哉くんが自分の言葉で(想像がつかないような比喩 には笑えますが)伝えてくれる事 私は好きです☆
ごめんなさい・・2回もぽちっとしてしまいました。
最後の部分、ジーンときちゃいました・・・「らしく」て。