夢見る頃を過ぎても・・・
2007年8月30日 趣味20年くらい前
ちょっと洒落た喫茶店をやっていた。
足掛け8年
いろんなひとが出入りした
毎回毎回、来るたびに
当時まだ市販されていない音楽テープを持ってきて
必ずカウンターの同じ席に
ICEオーレ、勿論冬でも
カメラマンの助手だと言ってた
モデルのムード作りに使うと…
彼が置いていったカセットテープが30数本
押入れを整理してたら出てきた
ICEオーレくん、カメラマンになれたかな
ちょっと南に下がったところに
クロネコさんの集配所があったけど
ウチは佐川さんの溜まり場だった
他の運転手さんと明らかに雰囲気のちがう
物静かで、穏やかで
「ごちそうさま」がやけに上品なひとがひとり
「今日でこの仕事退めるんです」
手渡されたはがきに
<個展○○恭二の翼> と
絵はやめずに続けているかなぁ
絶対に別人なんだけど
唐沢くんに良く似た青年が一時期通ってきてくれた
いつも客の切れる時間帯で
いつもお腹をすかせていた
ほとんど話をしたことがなく
いつも隅のbox席で本を読んでいた
妙に気になる人だったけど
何も聞けないまま
来なくなってしまった
夢見る頃をすぎても
あの音、香り、心のざわつきを思い出させてくれる
忘れ物はまだ手の届くところで
静かに待っていてくれた
だからというわけでは無いんだけど
「君を忘れない」を見て
夜中に唐沢・蜷川の「コリオレイナス」を見た。
ずい分前に読んだ「ふたり」の衝撃がよみがえる。
芝居の他で見せる彼のノリのいい明るさは
生きてゆく為の鎧なのかな
それとももう必要なくなった、
素の、生来の彼の明るさなのかな
後者であって欲しいと今さらに思う。
三谷作品の彼の方が私は好きかも。
ちょっと洒落た喫茶店をやっていた。
足掛け8年
いろんなひとが出入りした
毎回毎回、来るたびに
当時まだ市販されていない音楽テープを持ってきて
必ずカウンターの同じ席に
ICEオーレ、勿論冬でも
カメラマンの助手だと言ってた
モデルのムード作りに使うと…
彼が置いていったカセットテープが30数本
押入れを整理してたら出てきた
ICEオーレくん、カメラマンになれたかな
ちょっと南に下がったところに
クロネコさんの集配所があったけど
ウチは佐川さんの溜まり場だった
他の運転手さんと明らかに雰囲気のちがう
物静かで、穏やかで
「ごちそうさま」がやけに上品なひとがひとり
「今日でこの仕事退めるんです」
手渡されたはがきに
<個展○○恭二の翼> と
絵はやめずに続けているかなぁ
絶対に別人なんだけど
唐沢くんに良く似た青年が一時期通ってきてくれた
いつも客の切れる時間帯で
いつもお腹をすかせていた
ほとんど話をしたことがなく
いつも隅のbox席で本を読んでいた
妙に気になる人だったけど
何も聞けないまま
来なくなってしまった
夢見る頃をすぎても
あの音、香り、心のざわつきを思い出させてくれる
忘れ物はまだ手の届くところで
静かに待っていてくれた
だからというわけでは無いんだけど
「君を忘れない」を見て
夜中に唐沢・蜷川の「コリオレイナス」を見た。
ずい分前に読んだ「ふたり」の衝撃がよみがえる。
芝居の他で見せる彼のノリのいい明るさは
生きてゆく為の鎧なのかな
それとももう必要なくなった、
素の、生来の彼の明るさなのかな
後者であって欲しいと今さらに思う。
三谷作品の彼の方が私は好きかも。
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