お会いして参りました新之丞さま。

どう言えばいいのか
結論、とてもいい映画でした。

なまじ木村さんを愛するあまり、贔屓目に見てはいけないと
逆差別を無意識にしてしまうファン心理や
レビューにあったところをアンチ目線で分析したりとか、
全て差し引いても、

自信をもって人に薦められる作品に仕上がっていました。
こみ上げる熱い思いと涙とを必死で堪えて、
エンドロール終了までしっかり受け取って参りました。
(ここから少しネタばれあります。まだの方スルーしてください)


とりわけ
視力を失ってからのあの”目”は・・・秀逸です!
誰になんと言われようと、
あの演技はどこに出しても恥ずかしくない。

「大根」と言われて大御所になった役者は一杯います。
何を演じても”キムタク”と言われる木村拓哉は、
決して”大根”ではない!
彼は木村拓哉を演じていたのです、望まれる「木村拓哉」を。
それを証明してくれた「一分」でした。

もう一つ、
あの剣筋は、本物でした。
どこかで誰かが鼻で笑っていた、子供の遊びなんかでは
決してありましね!
MAYUKOさんがおっしゃっていた
線の細さも気にならないくらい、
気合充分、腰の低さ、足運び、
正直、緒形さんがおっしゃっているように
あの中では一番じゃないでしょうか。

言われている失明までの新之丞に対する違和感は、
確かにあの月代の顔の可愛さがそうさせるのでしょうが、
導入部のほんとうに最初のところだけで、
私は気になりませんでした。

それよりも引っかかったのは、
申し訳ないですが三津五郎さん。
どうして彼だけ普通の武家セリフなんでしょう。
庄内なまりがない。
クライマックスなのにその方が随分違和感が・・・。

まだまだ言葉に出来ないこみ上げる思いが一杯。
少しずつ少しずつ残していきたいと思っています。
次にお会いする時は思い切り泣きたい。
(パンフの山本一力さんの言葉が嬉しかった、、、ほんとに。)

ぐしゃぐしゃの顔で仕事に戻るわけにもいかず、
理由をこじつけて直帰すれば、DVDさんがぁ〜!
「見ては駄目!見ては駄目!我慢よジレー・・」などと
自問自答しながらの<FNS歌謡祭>

5人寄ると触ると、何故ガキ?
いたずらっ子ばっかり(笑)
そんなシュマップが大好きです!


夜中・・・DVDが呼んでる。
皆様お勧めのDisc3・・これだけだから。(言い訳言い訳)
ぐ、ぐしゅ、じゅる、はははは、パチパチ(1人はくちゅ)
光々と電気の点いた部屋で繰り返される奇声、
朝刊配達の人は何を思っただろう、、、。

寝ろ!
死ぬぞ、あたい。

コメント

セロリ
セロリ
2006年12月8日1:10

ジレーさま☆
「武士の一分」ついて
うんうん頷きながら読ませてもらいました。
島田については 芝居がかった口調が気になったんですが
庄内弁でなかったからでしょうか。

月代の顔の可愛さにも 納得です。
幼く見えましたが、私も違和感というほどの物は感じませんでした。
まだ子どももいない若夫婦ですし。ほんわかしたムードが良かったですけど。

>何を演じても・・それを証明してくれた「一分」でした。
本当にそうですね。
以前ワッツで「素に見える」と言われ
「やった」(思うつぼ 笑)と言っていた事思い出しました。

私は最初観に行った時 ぼろぼろ泣いてしまったので(笑)
心に焼き付けながら 噛み締めながら観たいと思っています。

嬉しくて 嬉しくて
長分コメントで失礼しました。

ジレー
ジレー
2006年12月8日11:15

セロリさん、ありがとうございます。
そうなんです、我慢したくないんですよね。泣きたいんです。ストーリーは解ってて、それでもぐっとくる。
拓哉さんも好きだと言っていた、尺八の音が染みるんです。
来週2回目行きたいです。

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